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久しぶりのブログ♫

忙しい日々が続き、なかなかブログを書けずにいました。その間、色々なコンクールがあったり審査員をさせていただいたり、バレエについて思う事が沢山ありました☺
コンクールでは、付添があったりなかったりの中、生徒達は色々な結果を出してきております✨努力が結果に繋がるのは自信にも繋がることでしょう。ですが、コンクールといえどもやはりジャパングランプリや、ユース日本予選などになると、本当に素晴らしいダンサーと言えるような子達が沢山参加しています。今年の夏もジャパングランプリに参加してきましたが、生徒達はワークショップとコンクール本番、練習、と、連日たくさんの刺激を受けてきたと思います。
予選突破が難しいレベルのコンクールで、コンチェルトからは5人が決選へ進む事ができました❣決選に進めた顔ぶれを見てみると、コンクールに慣れている子。努力家。そのどちらかか、両方に該当するかなと。決選へ進めなかった子達は、コンクールにまだ慣れていない子達、練習時間が少ない子、舞台にのまれてしまった子や、本番にちょっと弱く、力を発揮できなかった子等。
意識が高く、スタイルも良く、上手に踊り魅せてくる子達の多いコンクールは全体的なレベルが上がっているので、そこから選ばれていくのはかなり難しくなってきます。もちろん、入賞したからバレリーナになれるわけでもない世界。ですが”選ばれる”という事がずっと続かないとなれないものでもあるバレリーナ。
難しくも厳しい世界です!そして、どの業界や社会と同じく、バレエ界も人間関係がとても重要になってきます。全幕バレエでコールドがみんなと息を合わせて踊る、ソリストや主役はパートナーとしっかり意思疎通ができないといけませんし、コンテンポラリー作品でもそれぞれの人間性が非常に大事になってくると感じます。独りよがり、コミュニケーションが取れない、みんなと何かを一緒にできないとバレエ界、日本でも世界でも通用しないと思います。

さて。そこで思うのは、小学生でも中高生でもそうですが、大人へ向かう大事な時期にバレエを習い、ましてやコンクールという競争世界で、どう素直に育っていけるか。認め合い、向上していけるか。ここが非常に重要となってくると思います。
女の子は特に、嫉妬、悪口、批判、仲良しグループなど、負の感情やマイナスな意識が出てきやすいかなと感じ、スタジオでの様子を見ながらこちらも目を光らせておりますが、今の時代スマホでのやり取りまでは目が届かないですし、なかなか難しい事もあります💦大人を簡単に騙せてしまう子もいるかもしれません。
ですが、生徒一人一人を見ていると、気持ちが素直に表情や体に表れているな〜踊りに全部出てくるなと。勿論私が気付けるのはほんの一部かもしれませんが、それでも感じ取る事ができます。
素直な子は素直な踊り方をするし、小さくても色々考えていそうだなという子は踊に良くも悪くも深みが出たり、不満がありそうだなという子は不満気な表情。ワガママな子は、踊り方もずっと、自分本位で変わらず。。。悩みがありそうな子は表情が曇っていたり、何かを抱えていそうな雰囲気。

小学生は、導きながら調整していかなくてはいけませんが、中高生は改めて、自分はきちんと今の自分と向き合えているか、仲間を認められるだけの素直さを持っているか。向上心を持ちレッスンができているか、先生達からの指導に全力で直す努力があるか。そして何より、自分の体の良い所も悪い所からも目を逸らすことなく、良い所はどんどんアピールしつつ、悪い所をいかに綺麗に見せていくかの研究や踊りができているか!
もう一度冷静に自分の言動を振り返ってほしいですね☆
もちろん、素直で優しい子達がたくさんのコンチェルトですが、コンクールの結果に左右され不貞腐れたり素直さが欠けていくような子もいるかもしれません。
自分より周りが上手になっていたら、それはそれだけ周りが頑張っているということです。
コンクールは頑張る子には挑戦させるがコンチェルトの方針です。
でもまだ頑張るに対しての差が大きいのも事実。何度も伝えていますが、バレリーナを目指す、目指さない、関係なく、コンクールレッスン生には全力で時間を無駄にせず頑張る事を学んでほしいです。頑張りに対して特に、小学生は与える課題やレッスン内容も変わってきます。学年が低くても上級生のレッスンを受けさせたり。それは一人一人の頑張りや特徴に合わせて判断していきますので、皆がみんな同じレッスン内容にはなりません。注意がなかなか直らない子には音でバリエーションの練習をするかわりに、クラスレッスンをもう一度復習させてから帰らせたり、バリエーションではなくポアントワークをやってから帰るように伝えたり。本番が近くなってきたらバリエーションを多めに見たり‥‥
バレエを習い始める時期も、体つきも、それぞれ一人一人違うからこその練習内容になってきます。本人達がしっかりそこを理解した上で、励まし合いながらも心の中で”負けないぞ!”という気持ちを持ちつつ、切磋琢磨できる環境になってくれたらと、理想かもしれませんがそうなっていってほしいです。
その為にどうしたら良いか、また私は考える日々です🤔

(笑)